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BURNING!7

[322]  くろつき  2007-10-16投稿
ストレッチを終える頃にはかなりの汗をかいていた。
寝間着がわりのTシャツとショーツが肌に張り付いて気持ちが悪い。
シャワーを浴びて着替えることにする。
この部屋は二階の角部屋で、隣も下の階も空き部屋のため、早朝であっても気兼なく浴室が使えるのが嬉しい。
このマンションの浴室は結構広い。
このマンションを選んだ理由のひとつでもある。
脱衣所に入り着衣を脱ぎ捨て、浴室の扉を開けようとした時、脱衣所の奥にある洗面台の鏡が目に入った。
自分の顔が映る。
切長の目にやや薄めの唇。
なにより目を引くのは透き通るように白い肌と銀色のショートの髪。
そして赤い瞳。
白子(アルビノ)として彼女は産まれた。
彼女が産まれた土地は田舎で閉鎖的な土地だったため、当時は「おかしな子供が産まれた。」と大騒ぎだったらしい。
「変な顔っ!」
呟いてから顔を背け浴室へと入った。
彼女は自分の容姿が嫌いだった。
先に述べたような環境だったため、幼い頃からこの容姿のためにいろいろと嫌な思いもしてきたからだ。
さらには“能力”のせいで…。
「…っつ!もうっ!」
再び嫌な事を思い出しかけ、シャワーのコックを思いきり捻った。

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