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夢を見過ぎた少年

[225]  黒谷碎  2007-10-17投稿
少しだけ開いたドアの向こう側に
変わり映えのない日常があったとして
それが何になるのだろう
ただ捨てきれぬ未来に追いつけないと
手短に証明されただけのことで


明け方の公園前
冷めた日々にため息をつけば
白模様の雪解け水なんかも寂しく見えてしまう


もしかするとってたまに思うけど
記憶が流れ行く雲を
呼び止めているだけさ

寒空の下は手厳しい
奇跡ばかり起きるはずがなくて
逆にそうだとすれば
僕は恨まれるだけかもしれない

ひとつくらいの願いを求めて
心の先どこまでも続く
夢を見過ぎた少年は
また夢を見始めた

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