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消えない過去第54話

[192]  ニャオ  2007-10-19投稿
由美は俺に自分の家庭の話をしはじめた。
親が離婚をして母親といっしょに住んでいたらしい。
16歳の頃、母親に男ができて一緒に住むようになった。
男は母よりずいぶん年下で由美と年が近かった。
由美は高校を中退していた。
お金もないから毎日家にいて、たまに友人と外に遊びにいったりしていたらしい。
母の男は仕事をやったりやらなかったりで、家にいるかパチンコかの生活だ。
夜になると狭いアパートなのに母親は男と激しく愛し合う。
だから隣の部屋から聞きたくもない男と女の激しい声や息遣いが聞こえてくる。
布団にもぐり耳をふさいで寝る毎日だったようだ。
ある日風呂に入っていると背中流してやるとその男が裸で入ってきたらしい。
ものを投げつけやっとの思いで追い出すと急いで着替えて家を飛び出た。
玄関の外で帰ってきた母に会い、その話をしても自分の子供の背中を流そうと思ってしたのだろうと取り合ってくれなかった。
母が仕事にでかけ、由美はいつものように昼過ぎまで寝ていた。
なんとなく体が重く人の気配を感じ、目を開けると男が由美に覆いかぶさっていた。

続く

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