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クジでオッサンを当てた高校生のお話し?

[906]  182  2007-10-20投稿
千明の放心状態がしばらく続いた。

「どうかしましたか?」

おっさんが千明の目の前で手を振った。

千明はそれに気づいてやっと言葉を発した。

「嘘だ…おっさんは女子高生を届けに来た業者の人だろ…?」

「違いますよ。私が賞品ですよ。設定は中年男性、50歳です」

千明の膝は崩れ落ちた。

「賞品は本人が望むものだろ…何でおっさんなんだ…。もしかして!俺はそっちの趣味があったのか…!?…いや…それは絶対ない…!」

千明は混乱状態で狂いはじめた。

「落ち着いてくださいよ!私でいいじゃないですか!何が不満何ですか!?」

おっさんは千明を必死になだめた。

「やだよ!あんたじゃよろしくねぇよ!全部不満だよ!てかベルトの位置高ぇんだよ!」

千明は思っていたことを全部吐き出した。

「裾が地面につくんですよ!これ以上ベルトを低くすると!」

「どうでもいいよ!そんなこと!」

それから2時間ほど千明とおっさんはギャーギャーと言いあった。

さすがに2人は疲れたのか眠ってしまった。
千明は朝起きたらおっさんがいなくなっていることを願った。

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