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どこでもドア

[167]  ハミルトン♪  2007-10-22投稿

風呂場のドアを開けるとそこは、雪国だった………









わたし、
原西紗織は
今年19歳になった
ばかりの大学生だ。

見た目も普通、
特に取り柄もない、
そこらじゅうに
溢れている
一般女子のうちの
一人である。

毎日、
学校とバイトに
明け暮れる
平凡な日々を
過ごしていた。

頭が特に良いわけ
でもなかったため、
第一志望だった
国立大学に
合格したことは
奇跡に近かった。


大学に入ってからは
恋や勉強に追われて
なにかと
忙しい日々を
過ごしていた。


更に大失恋をして
夏休みは
自分の傷を
癒すことに
潰されてしまった。


そして
半年たった今、
慣れてきたこともありこの平凡な毎日にも
飽きていた。


新しい恋の予感もあり平凡ながら
それなりに
楽しくは
過ごしていた。


そんなわたしの
唯一の憩いの場

それが
風呂場だった。


少し熱めのお湯を
たっぷりとはった
お風呂


そこにゆっくり浸かる

この時間が1番幸せだ

湯気で視界が曇る


それさえも
良い雰囲気だ
とさえ感じる



今日も
いつもどおり
少し熱い風呂に入り
自分の体に
視線を落として
思う。


『あぁ〜ぁ、腹と二の腕の肉〜…痩せろっっ!!』


まぁ
こんなんで
痩せるわけないが。


だからと言って
外で体を動かすには
寒い季節になっていた

「はぁ〜ぁ。」


ため息一つついて
風呂からあがる。


『ちゃっちゃと着替えて寝よ…』


そう思い
ドアを開いたときだった






ヒュゥオォーーー……





そこは
辺り一面
銀世界





風呂場のドアを開けると雪国だった……



と、言うか
むしろ北極だ



「!??うぉっ寒っっ!!!」



バタンッッ!!!



急いでドアを閉める。



「…え?はっ!??なに??」



もう一度
ドアを開いてみる



しかし
そこには
いつもどおりの
自分の部屋が
あるだけだった。





結局
この日は
疲れていたのだろう
と思い
すぐに
寝ることにした。






しかし
これは
錯覚なんかでは
なかったのだ。




わたしの
平凡な日々は
この日を境に
非凡な日々へと
変わっていくのだった。

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