携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 暖かな時間?

暖かな時間?

[155]  タップ  2007-10-22投稿
僕は、この世界で一番やってはいけない事をした。
命を奪った・・

人を殺したんだ、父を。


3時間前

『お前、なんて生まれてこなきゃよかったんだ!』
父からの毎日のように発せられる言葉!
もう慣れてしまった。

「生まれてきたくて生まれたわけじゃない・・」
小さな声で、呟く事しかできない。
自分の弱さも、受け止めている。

『あぁ?ブツブツ何言ってんだ?』

ヒュッ!

何かが飛んできた!

バリーン!!!

ビール瓶??
さっきまで父が飲んでいた。
勿論、父が投げた!
今まで見た事のない大量の血。
痛さを超えて何かが僕の中で爆発し、今までなんとか繋いでいた糸が切れてしまった。



意識が飛んでいた!
目の前には、首から血を流し息絶えた父の姿があった。
割れたビール瓶を手にもち、朦朧とする意識の中で今の状態を把握しようとする。

「僕が殺したんだ・・」
思いのほか冷静だった。身支度をし、家を出る準備をした。
警察に捕まる事の恐れも少しはあったが、家に居るのが嫌だった。
そして、警察に捕まる前にどうしても、行きたい場所があった。

支度を済ませ、家を出る。外に出て、17年間住んだ場所、、父に「さよなら」と言った。

外は寒く、かなり冷えていた。
とりあえず暖かな場所を探し家を後にした!

感想

感想はありません。

「 タップ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス