君がいない。5
僕は世間一般から言うと一般人でも何でもない。芸能人という肩書きを持っている。
テレビの中では真紀といる自分とは違う自分がいる。
誠也と一樹という三人グループで仕事をこなしている。
一応トップア〜ティストと言われてるし、ファンもいっぱいいる。
コンサートをすればすごい数の人が僕の名前を呼んでくれる…
それでも真紀に呼ばれる時の方が何倍も嬉しいし胸がドキドキする。
真紀の事が好きでどうしようもなかった。
二人でこれからもずっとずっと一緒にいたいと思っていた…。
歌手という夢を叶えて、男の幸せも手に入れた。これ以上欲しいものなんて、何もないと思っていた。
「海外デビューが決定したから。
しばらく向こうに行って色々勉強してこい。」
マネージャーさんと社長がそう言っているのを聞いて、理解するのに時間がかかった。
海外に行く。
真紀と離れる。
真紀と別れる…?
「嘘だろ…。」
もちろんア〜ティストにとっては喜ぶ話だった…けど僕は喜べなかった。
僕は夢を投げ出したくはない。
けど…君とも離れたくない…
けど…君をとって夢を捨てれば大勢の人間に迷惑がかかる…。
ここまでしてくれた人達やそれにメンバーの二人の夢をつぶす事になる。そんな事できるはずがなかった…。
家に帰っても考えるのは真紀の事ばかりで…
その時、携帯の着信が鳴った。
メンバーの一人の一樹からだった。
僕はすぐに電話に出る。
「はい、もしもし。」
「龍一?出発の日あさってだって聞いた?」
「うん。…聞いた。」
「…そっか。どうする?
中止にしてもらおうか?」
「…それは……。」
「龍一…俺らのことはいいから…誠也もそう言ってるし。後悔しないように…なっ?」
涙がこぼれた。
こんなにも思ってくれてる…もうどうすればいいか…
とか悩む必要はない。
もう初めから答えは決まっていた。
テレビの中では真紀といる自分とは違う自分がいる。
誠也と一樹という三人グループで仕事をこなしている。
一応トップア〜ティストと言われてるし、ファンもいっぱいいる。
コンサートをすればすごい数の人が僕の名前を呼んでくれる…
それでも真紀に呼ばれる時の方が何倍も嬉しいし胸がドキドキする。
真紀の事が好きでどうしようもなかった。
二人でこれからもずっとずっと一緒にいたいと思っていた…。
歌手という夢を叶えて、男の幸せも手に入れた。これ以上欲しいものなんて、何もないと思っていた。
「海外デビューが決定したから。
しばらく向こうに行って色々勉強してこい。」
マネージャーさんと社長がそう言っているのを聞いて、理解するのに時間がかかった。
海外に行く。
真紀と離れる。
真紀と別れる…?
「嘘だろ…。」
もちろんア〜ティストにとっては喜ぶ話だった…けど僕は喜べなかった。
僕は夢を投げ出したくはない。
けど…君とも離れたくない…
けど…君をとって夢を捨てれば大勢の人間に迷惑がかかる…。
ここまでしてくれた人達やそれにメンバーの二人の夢をつぶす事になる。そんな事できるはずがなかった…。
家に帰っても考えるのは真紀の事ばかりで…
その時、携帯の着信が鳴った。
メンバーの一人の一樹からだった。
僕はすぐに電話に出る。
「はい、もしもし。」
「龍一?出発の日あさってだって聞いた?」
「うん。…聞いた。」
「…そっか。どうする?
中止にしてもらおうか?」
「…それは……。」
「龍一…俺らのことはいいから…誠也もそう言ってるし。後悔しないように…なっ?」
涙がこぼれた。
こんなにも思ってくれてる…もうどうすればいいか…
とか悩む必要はない。
もう初めから答えは決まっていた。
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