龍と狼36
刈られた相手が宙に浮き、落ちた瞬間、鳩尾に体重を乗せて膝を入れた。
そして、背後に気配を感じた瞬間、意外な声が想定外の方向から耳に飛び込んだ
「ソン!」
ソルミの声だった。
ソルミが背後の男に急接近した瞬間、
「ハッ!」
一瞬の掛け声と共に、ソルミの華麗なハイキックが相手のアゴを割った。
さっき見せた、子供のようなソルミとは違う、闘う勇者を見た感覚になった。
ウンジュが、ワンボックスから引きずり出した男を、後ろから羽交い締めにして、ソンスンが胸ぐらを掴んだ。
「お前達は何者なんだ?」
男は不適な笑いを残すと、ギュッと奥歯を噛みしめた。
カチッ
嫌な臭いが漂い、男はダラッと全身の力が抜けた。
「カプセルかよ。こんなん仕込んでおくっちゅう事は、こいつらプロやな。」
「さっきの爆発は、こいつらの仕業なん?」
不安そうにソルミが聞いた。
「多分な」
ソンスンはソルミの手を引き、男の死体から距離をとった。
「おい、他の奴もみんな、噛んでしまってるわ」
「手がかりなしか・・」
ソンスンが残念そうに言った。
「そうでもないで」
ウンジュが妙な笑顔を、ソンスンに見せた。
そして、背後に気配を感じた瞬間、意外な声が想定外の方向から耳に飛び込んだ
「ソン!」
ソルミの声だった。
ソルミが背後の男に急接近した瞬間、
「ハッ!」
一瞬の掛け声と共に、ソルミの華麗なハイキックが相手のアゴを割った。
さっき見せた、子供のようなソルミとは違う、闘う勇者を見た感覚になった。
ウンジュが、ワンボックスから引きずり出した男を、後ろから羽交い締めにして、ソンスンが胸ぐらを掴んだ。
「お前達は何者なんだ?」
男は不適な笑いを残すと、ギュッと奥歯を噛みしめた。
カチッ
嫌な臭いが漂い、男はダラッと全身の力が抜けた。
「カプセルかよ。こんなん仕込んでおくっちゅう事は、こいつらプロやな。」
「さっきの爆発は、こいつらの仕業なん?」
不安そうにソルミが聞いた。
「多分な」
ソンスンはソルミの手を引き、男の死体から距離をとった。
「おい、他の奴もみんな、噛んでしまってるわ」
「手がかりなしか・・」
ソンスンが残念そうに言った。
「そうでもないで」
ウンジュが妙な笑顔を、ソンスンに見せた。
感想
感想はありません。