龍と狼37
「見てみい、パスポートや」
ウンジュが嬉しそうに言った。
「どうせ、偽造だろ?」
ソンスンはウンジュを相手にしていない素振りだった。
ソンスンは死体をよく見てみると、ちょっとした事に気がついた。
「なあ、ソン、こいつらの顔、ちょっと違うなあ?」
ソルミも気付いた。
「トルコ系アメリカ人や」
ウンジュが言った。
「白人っぽいんやけど、少し違うな」
ソンスンがワンボックスのダッシュボードに置いてあった、一冊の本を見つけた。
「クルアーン(コーラン)だ。」
「こいつら、イスラムか!?」
ウンジュが少し驚いた言い方をした。
ソンスンが、何かを話そうとした時、ヘリコプターの爆音が聞こえてきた。
頭上を報道や警察のヘリコプターが飛び交い、続々と警察や自衛隊の人間が集まって来ている。
「長居は無用やな」
ウンジュが呼びかけると、ソンスンとソルミが北の方へ、ウンジュが西側にある公園の入口へと向かい、その場を離れた。
それから数分後、ソンスンとソルミは、背後からの爆音で立ち止まった。
公園の方だ。
「お兄ちゃんは!?」
ソルミが少し動揺したが、ソンスンが冷静に諭した。
「心配ない」
ウンジュが嬉しそうに言った。
「どうせ、偽造だろ?」
ソンスンはウンジュを相手にしていない素振りだった。
ソンスンは死体をよく見てみると、ちょっとした事に気がついた。
「なあ、ソン、こいつらの顔、ちょっと違うなあ?」
ソルミも気付いた。
「トルコ系アメリカ人や」
ウンジュが言った。
「白人っぽいんやけど、少し違うな」
ソンスンがワンボックスのダッシュボードに置いてあった、一冊の本を見つけた。
「クルアーン(コーラン)だ。」
「こいつら、イスラムか!?」
ウンジュが少し驚いた言い方をした。
ソンスンが、何かを話そうとした時、ヘリコプターの爆音が聞こえてきた。
頭上を報道や警察のヘリコプターが飛び交い、続々と警察や自衛隊の人間が集まって来ている。
「長居は無用やな」
ウンジュが呼びかけると、ソンスンとソルミが北の方へ、ウンジュが西側にある公園の入口へと向かい、その場を離れた。
それから数分後、ソンスンとソルミは、背後からの爆音で立ち止まった。
公園の方だ。
「お兄ちゃんは!?」
ソルミが少し動揺したが、ソンスンが冷静に諭した。
「心配ない」
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