携帯小説!(PC版)

風邪 3

[319]  ティシュー  2007-10-26投稿
午前九時…。

とある病院の待合室に、私はいる。

一週間前に来た時は、それほど混んではいなかったが、今日は非常に混んでいる。

先週の日曜日、突然体中が痛み、それから熱が40度近くまで出た。

しかし、単身赴任中の為、誰も傍には居なかった…。

こういう時、家族と一緒に暮らしていればと、心から思った。

何度も電話のひとつもかけて、妻の声を聞き、家族から慰めてもらいたい…とさえ思った。

だが、皆に心配させると思うと、どうしても電話をかける事が出来なかった。

それに、もし万が一、素っ気ない態度で電話に出られたりしたら、私は悶え死んでしまうだろう。

それほど、家族の事を本当に愛しているし、本当に衰弱していた…。

一週間経ち、体はかなり軽くなった。

喉はまだ少し痛むが、もう大丈夫だろう。

しかし、こうも混んでいると、他の人からまた移され兼ねなそうではあるが…。

その時は、躊躇なく、家族に電話してみよう。

いや…今日にでもしてみるか。

事後報告も兼ねて…。

感想

感想はありません。

「 ティシュー 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス