携帯小説!(PC版)

トップページ >> ミステリ >> 龍と狼42

龍と狼42

[336]  武藤 岳  2007-10-26投稿
「お兄ちゃんっ!」

ソルミは、叫びながら駆け出したが、すぐに迷彩服の自衛隊員に取り抑えられた。

「ここは、封鎖地域です!速やかに・・・!」

「うるさいっ!!!お兄ちゃんがいてんねんっ!あっちにいてんねん!どけっ!ボンクラっ!」

ソルミと自衛隊員が押し問答をしていると、周辺の自衛隊員も応援にかけつけて来た。


ソルミが先程の勢いで蹴りを繰り出すモーションに入ったのを見て、ソンスンがソルミを自衛隊員から引き離した。

「ソン!やめて!お兄ちゃんを探すんやから!」

ソルミは少しパニック気味になっていた。

「ソルミ、家に戻ろう。大丈夫、ウンジュは必ず帰ってくる!」

ソンスンは、自分に言い聞かせる様に、ソルミを諭して、その場からソルミを連れ出した。



翌日になっても、ウンジュは帰宅せず、二人の顔は憔悴していた。

安否が気になるので、テレビはつけていたが、昨日の一件がテロであった事と、かなり強烈な爆弾が使用された為に、死体の損壊が激しく、身元確認ができない状態だという報道が繰り返しされていた。


そして・・・

今回の事件に関して、“ニホンオオカミ”から犯行声明が出されたという事だった。

感想

感想はありません。

「 武藤 岳 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス