龍と狼45
泣き崩れるソルミを、ソンスンはゆっくり抱え上げて、イスに座らせた。
チャンホは、ソンスンの方を向いて、静かに話し続けた。
「彼は昨日、亡くなる直前に、私に連絡をしてきてくれました。
あなた方と一緒に、連中と格闘した直後から彼は狙われ、連中の尾行を察知した彼は、孤軍奮闘、連中を確保して、私に連絡をするに至りましたが、その直後に連中の自爆の犠牲になりました。」
ソルミの泣き声が大きくなった。
「しかし、彼はとても大切な情報を手に入れてくれた。
ハン君、私は君の経歴、犯してきた罪の数々、そしてその目的の意図、全てを彼から報告を受けている。
そして、これからの君の存在と、活動を黙認する事の約束を求められ、それに応じた。
その引き換えとして、ハン君、私に協力してくれないか?」
チャンホの目が光った。
ソンスンの眼光も、チャンホに呼応する様に光った。
「犬になれ。と言う事か?」
チャンホは軽く頷いて言った。
「君は多くの同胞や、親友の仇を取りたくないのか?」
ソンスンは冷たくチャンホを睨んだ。
「俺は日本人専門だ。
それにニホンオオカミが相手なら、俺のような“プライベーター”ては無理だ」
チャンホは、ソンスンの方を向いて、静かに話し続けた。
「彼は昨日、亡くなる直前に、私に連絡をしてきてくれました。
あなた方と一緒に、連中と格闘した直後から彼は狙われ、連中の尾行を察知した彼は、孤軍奮闘、連中を確保して、私に連絡をするに至りましたが、その直後に連中の自爆の犠牲になりました。」
ソルミの泣き声が大きくなった。
「しかし、彼はとても大切な情報を手に入れてくれた。
ハン君、私は君の経歴、犯してきた罪の数々、そしてその目的の意図、全てを彼から報告を受けている。
そして、これからの君の存在と、活動を黙認する事の約束を求められ、それに応じた。
その引き換えとして、ハン君、私に協力してくれないか?」
チャンホの目が光った。
ソンスンの眼光も、チャンホに呼応する様に光った。
「犬になれ。と言う事か?」
チャンホは軽く頷いて言った。
「君は多くの同胞や、親友の仇を取りたくないのか?」
ソンスンは冷たくチャンホを睨んだ。
「俺は日本人専門だ。
それにニホンオオカミが相手なら、俺のような“プライベーター”ては無理だ」
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