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消えない過去第55話

[260]  ニャオ  2007-10-26投稿
覆いかぶさっていたのは、同居していた男である。
男の力にはかなうわけもなく、ショックで声もでなかったらしい。
由美もある程度の男の経験はあったみたいだが最後まで経験はなく処女だった。
そしてその男が初めての男になってしまった。
母が帰ってきたとき由美の様子をみてすぐに察したらしく、隣で激しく男と言い争っていた。
急に静かになり由美は仲直りセックスでも始まったのかと思った。
しかしいつもの男女の息遣いが全くしない。
なんとなく様子がおかしいのでそっと隣の部屋をのぞくと、そこは血の海だった。
母は包丁で切りつけたらしく男は、大量に出血していた。
母は興奮状態で由美に救急車を呼ぶように叫んだ。
由美はこんな男は死ねばいいと母の言葉に答えなかった。
しばらくして、母が自分で救急車を呼んで一緒に病院へ行ってしまった。
由美は母が警察に捕まってしまうのかという心配もあったが、そのまま荷物をまとめて家を出てしまった。
男は出血のわりには軽症だったらしく母も痴話喧嘩ということで捕まらなかったそうだ。
そして由美が家を出た後、二人で相変わらずいっしょに住んでいるらしい。
母もやはり女・・・。
悲しい性だ。
それから若い女が生きていく為には年をごまかして体を売っていくしかなかったそうだ。
そんな話を聞いているうちに俺は同情したのか、悲しくなって肉が喉を通らなかった。
ホストとしてこんなことじゃいけないのだろうが由美を愛しく思ってしまった。
食べ終わってから俺は、このまま由美と離れる気持ちにはなれなかった。
由美の滞在しているホテルにいき、いうまでもなく愛し合った。
由美は床上手というのだろうか男を喜ばす術をもっていて、俺は夢中になった。
そしていつの間にか眠ってしまった。

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