龍と狼46
「奴等が日本人でもか?」
チャンホが挑発した。
ソンスンはムッとした表情になった。
「あんた達、NISは、KCIAの頃から、破壊工作や暗殺はお手の物じゃないか!
何故、わさわざ“プライベーター”の俺を使おうとする?
トカゲのしっぽ切りか?」
チャンホは、仕方ないといった表情になった。
「ウンジュが教えてくれた情報によると、連中の拠点はアメリカだ。
まだ、それ以上は何も判っていないが、我々としては、連中の幹部、又はそのリーダーの抹殺を果たしたい。
しかし、アメリカでは、軍の人間を秘密裏に派遣する事は、テロ直後の今のアメリカの状況では非常に難しい。」
「それで、俺を使いたい訳か。」
ソンスンは吐き捨てる様に言った。
ソンスンは暫く考えた末、チャンホに切り出した。
「条件が三つある。その条件がクリアできるなら、あんた方の犬になってもいい。」
ソンスンは不安気に見つめるソルミをチラッと見た。
「どんな条件だ?」
チャンホは、背広の襟を正して、背筋を伸ばした。
「一つ。イ・ウンジュの遺族に対して充分な補償をする事・・一生、遊んで暮らせるくらいのな。」
チャンホは黙って、首を縦に振った。
チャンホが挑発した。
ソンスンはムッとした表情になった。
「あんた達、NISは、KCIAの頃から、破壊工作や暗殺はお手の物じゃないか!
何故、わさわざ“プライベーター”の俺を使おうとする?
トカゲのしっぽ切りか?」
チャンホは、仕方ないといった表情になった。
「ウンジュが教えてくれた情報によると、連中の拠点はアメリカだ。
まだ、それ以上は何も判っていないが、我々としては、連中の幹部、又はそのリーダーの抹殺を果たしたい。
しかし、アメリカでは、軍の人間を秘密裏に派遣する事は、テロ直後の今のアメリカの状況では非常に難しい。」
「それで、俺を使いたい訳か。」
ソンスンは吐き捨てる様に言った。
ソンスンは暫く考えた末、チャンホに切り出した。
「条件が三つある。その条件がクリアできるなら、あんた方の犬になってもいい。」
ソンスンは不安気に見つめるソルミをチラッと見た。
「どんな条件だ?」
チャンホは、背広の襟を正して、背筋を伸ばした。
「一つ。イ・ウンジュの遺族に対して充分な補償をする事・・一生、遊んで暮らせるくらいのな。」
チャンホは黙って、首を縦に振った。
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