龍と狼47
「二つ。俺が過去に犯した日本人殺害の罪を全て水に流し、国民としての権利を復帰させる事。」
これも、チャンホは黙って首を縦に振った。
「三つ・・・。
俺に、日本の首相、棟方を殺らせろ。」
黙って頷くだけだったチャンホは、あまりにも意外な要求に驚きを隠せなかった。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ!」
チャンホは動揺した。
「何か問題でもあるのか?
オオカミ退治をする前に、棟方を殺らせろと言ったんだ!
あんた方にとっても、悪い話ではないと思うがな。
」
「その要求は・・・、少し待ってくれないか?
一国の首相の暗殺を、容認するというのは・・・
テロ行動を容認する様なものだ・・・」
「じゃあ、このまま、棟方を好きさせておくんだな?
棟方は我が祖国にとって、とても危険な存在だ。それを、“プライベーター”の俺が引き受けるだけの話じゃないか。
あんた方は何の手出しもしなくていい。
棟方を殺れる舞台を用意してくれればいい。」
「時間をくれないか?」
ソンスンは大きく首を横に振った。
「時間はあまり無いんじゃないのか?
オオカミが次に、いつ、同胞を殺るか判らないんだぞ。」
ソンスンはチャンホに迫った。
これも、チャンホは黙って首を縦に振った。
「三つ・・・。
俺に、日本の首相、棟方を殺らせろ。」
黙って頷くだけだったチャンホは、あまりにも意外な要求に驚きを隠せなかった。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ!」
チャンホは動揺した。
「何か問題でもあるのか?
オオカミ退治をする前に、棟方を殺らせろと言ったんだ!
あんた方にとっても、悪い話ではないと思うがな。
」
「その要求は・・・、少し待ってくれないか?
一国の首相の暗殺を、容認するというのは・・・
テロ行動を容認する様なものだ・・・」
「じゃあ、このまま、棟方を好きさせておくんだな?
棟方は我が祖国にとって、とても危険な存在だ。それを、“プライベーター”の俺が引き受けるだけの話じゃないか。
あんた方は何の手出しもしなくていい。
棟方を殺れる舞台を用意してくれればいい。」
「時間をくれないか?」
ソンスンは大きく首を横に振った。
「時間はあまり無いんじゃないのか?
オオカミが次に、いつ、同胞を殺るか判らないんだぞ。」
ソンスンはチャンホに迫った。
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