携帯小説!(PC版)

[370]  やす  2007-10-28投稿
俺には7歳離れた弟がいた

けど今はもういない

15歳で死んだ…

病気で…

あいつはとても優しい奴だった
すこしひねくれてたし、陽気に見えて実はかなりのクールと
訳のわからない性格だった

けどとても人思いで心優しい男だった

成績は悪かったけど…

けど楽しかった

一緒によくゲームをした
一緒にカラオケに行った 一緒にスキーに行った

けど
病気というやつは残酷な物だった

電話が来てすぐに病院に駆け付けると
そこには冷たくなった弟がいた

なぜか泣けなかった
まだ生きているような気がして…

葬式も終わり

母親から手紙が渡された

弟の遺書だ

相変わらず陽気にこう書いてあった


兄貴へ

いやー
この手紙を読む頃には俺は死んで
三途の川を渡り終わった頃かなぁ

いままでありがとさん

兄貴は最高だったよ

しかも意外とヘタレだったし

まあ短い人生だったけど

楽しませてもらったよ

いろいろ仲間してくれてありがとう

今度は俺が仲間になりたかったなぁ

またゲームしたいなぁ

あのさぁ
最後(最期?)のお願いがあるんだけど

俺が死んだ日と正月とお盆に
またゲームつけて一緒にゲームしてくれないかな?

筋肉番付とか
地球防衛軍とかさぁ

もちろん2Pでね

そんでたまには俺に話かけてくれい

いつも通りのツッコミでやるよ

それと
俺にお願いがあれば言ってね

彼女と別れるなよ?

別れたら呪うぞー

今まで楽しかったよ

けど
絶対また会えるから

現実じゃないけど会えるから

それまでバイバイ



この手紙を見て泣き崩れた

そしてこの日の夜

夢に弟が出てきた

相変わらずだった

一緒に遊んだ

最後に弟はこう言ってた気がする


ほら 会えただろ?

母さん達にも会ってきたから心配すんなよ〜




起きると
少しの涙と弟が大切にしていた
俺のあげたペンダントが握られていた


あれから10年

彼女と結婚しても

命日や正月にゲームをつけて
弟とゲームをしてる

話もしてる

最後に俺からいいたい

ありがとう




感想

感想はありません。

「 やす 」の携帯小説

エッセイの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス