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待つ喜びのある恋

[144]  愛実  2007-10-29投稿
ほんの少しのブラインドの隙間が 光った様な気がして…窓を見た。轟音が響く。雷だった。これから 冬に向かう北海道の冷たい雨の音。
この季節が ずっと嫌いで淋くて人恋しくて苦しかった。ずっとずっと…。雪が降り積もる冬になれば、夜は明るく温かいのに。長い間そう思っていた。
 彼は いつも忙しい。一緒に暮らしてはいても 気持ちも生活もすれちがって 心が遠い気がしていた。けれど今日は 彼を待つ気持ちが 今までと違ってきていることに気付く。抱き合わなければ、愛されていることにも気付けない、そんな自分じゃなく 穏やかな心で彼を想い、無事を祈りながら彼を待つ。この世界に こんな幸せがあったことを初めて知る喜び。女に生まれてきて初めての愛されている実感。世界中の悩める女性に このすばらしい気持ちを実感してほしい。そんな思いまで・・・
愛することは 愛されるに足りる自分を、日々新しく造り上げてくれる。その時間は 何事にも変えがたく、なんてすばらしいのでしょう!!
今も雨は降り続いていて・・・彼が帰る前に 彼の為に何をしておいてあげられるか それを考えるだけで心が踊る。そんな素敵な夜・・・

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