優しい音
『まこと言う名の男』
「梨奈、なんでそんな怒ってんの?」武士が横目でチラリと梨奈の様子を伺った。「別に」たんたんと答える梨奈に武士は首を傾げた。「お疲れ、まこ」武士が手を振る。その先にはやっぱり気に入らないあの男がいた。いつものジョナサンで始発までの時間を潰す。
「この前の女どうだったん?」武士がニヤリとまこを見た。
「やってねぇよ」と笑うまこ。またぁと言わんばかりに武士がハンバーグ定食の添え物のパセリを投げた。「俺、気になる女いっからさぁ他の女興味ねんだよ」まこがメニューを見ながらぼそり言った。「マジかよ?どんな女だよ?教えろよまこぉ〜」まこの隣に寄り添うように武士が絡んだ。「いつもブスッとしててかわいげのない奴、笑えばかわいぃ顔してると思うんだけど笑った顔見たことねぇしでもきっと俺には必要な奴かな」武士がまこを一発殴り「わかんねぇしそんなんじゃクラブにきてる子?なぁ梨奈知ってっか?おー梨奈どこいく?!」
梨奈は走ったどこに向かっているのかわからないけどとりあえず走った。まこが言った女…わかんないけど体の真ん中が痛くて苦しくて嬉しいようなわかんない気持ち、違うことを考えてもアイツの顔しか浮かんでこない。続く
「梨奈、なんでそんな怒ってんの?」武士が横目でチラリと梨奈の様子を伺った。「別に」たんたんと答える梨奈に武士は首を傾げた。「お疲れ、まこ」武士が手を振る。その先にはやっぱり気に入らないあの男がいた。いつものジョナサンで始発までの時間を潰す。
「この前の女どうだったん?」武士がニヤリとまこを見た。
「やってねぇよ」と笑うまこ。またぁと言わんばかりに武士がハンバーグ定食の添え物のパセリを投げた。「俺、気になる女いっからさぁ他の女興味ねんだよ」まこがメニューを見ながらぼそり言った。「マジかよ?どんな女だよ?教えろよまこぉ〜」まこの隣に寄り添うように武士が絡んだ。「いつもブスッとしててかわいげのない奴、笑えばかわいぃ顔してると思うんだけど笑った顔見たことねぇしでもきっと俺には必要な奴かな」武士がまこを一発殴り「わかんねぇしそんなんじゃクラブにきてる子?なぁ梨奈知ってっか?おー梨奈どこいく?!」
梨奈は走ったどこに向かっているのかわからないけどとりあえず走った。まこが言った女…わかんないけど体の真ん中が痛くて苦しくて嬉しいようなわかんない気持ち、違うことを考えてもアイツの顔しか浮かんでこない。続く
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