化魔憶3
ギシッ ギシッ!
その迫り来る軋みに、ドアに向かうはずの足は借り物の様に動きを鈍らす
な、何にもおらへん!
ドア開けたらはっきりするんや!!
じ ゅう に だんジジ あが っ て ああうれジジジジ・・・・・・ギー
嘘やろ! 家の階段は12だ!
ギギー
間違いない!!振り向く事さえ出来ない感じたことの無いどす暗い空気と共にそれはいた。
すぐ背後に
第一章 噂\r
『あんれまー、弁当忘れてもうた!』
『ええ?まじかいな!あんたん家裏門でてすぐそこやん、取ってきたら?』
『それはいやや!だってな、裏門から行ったらすぐやけど、例のあの家の前通らなあかんなるやん。』
『そんなんただの噂やろ?気にし過ぎやから恐いねん。小学生かあんたは!』
『高校生は恐がったらあかんのか?なぁ、付いてきてよ』
『出たわ!言う思た。別にええけど帰りシェイクおごってくれる?』
『了解』
裏門に向かい金木犀の生え並ぶ塀を伝って歩く
『でもさぁ、ホンマやったら恐いよな!!』
『私もうあのラジオ番組きけへんわ』
つづく
その迫り来る軋みに、ドアに向かうはずの足は借り物の様に動きを鈍らす
な、何にもおらへん!
ドア開けたらはっきりするんや!!
じ ゅう に だんジジ あが っ て ああうれジジジジ・・・・・・ギー
嘘やろ! 家の階段は12だ!
ギギー
間違いない!!振り向く事さえ出来ない感じたことの無いどす暗い空気と共にそれはいた。
すぐ背後に
第一章 噂\r
『あんれまー、弁当忘れてもうた!』
『ええ?まじかいな!あんたん家裏門でてすぐそこやん、取ってきたら?』
『それはいやや!だってな、裏門から行ったらすぐやけど、例のあの家の前通らなあかんなるやん。』
『そんなんただの噂やろ?気にし過ぎやから恐いねん。小学生かあんたは!』
『高校生は恐がったらあかんのか?なぁ、付いてきてよ』
『出たわ!言う思た。別にええけど帰りシェイクおごってくれる?』
『了解』
裏門に向かい金木犀の生え並ぶ塀を伝って歩く
『でもさぁ、ホンマやったら恐いよな!!』
『私もうあのラジオ番組きけへんわ』
つづく
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