なくしたモノ[4]
目が覚めた。
白い天井。クリーム色のカーテンが波打つかのように風に揺れていた。
ああ、海の匂い。
「いッたぁ。」
保健室のベッドらしい。起き上がるとベッドがキシむ。
「起きたか?」
シャッとカーテンを空けた。
白衣の男。先生?ずいぶん若い。
「貧血だ。心配ないから。転校初日で緊張でもしたか?」
ボールペンで頭をかきながらだるそうにゆった。
「はぁ、あの、今何時ですか?」ベッドから出る。彼に背中をむけスカートを直しながら聞いた。
「4時過ぎだな。もう授業はねーから帰んな。」
いつの間にか机に座り、書類らしきものに手をつけていた。
「あの、ありがとうございました。」
そそくさ保健室から出る。
さて、教室はどこかな?
まだまともに校内案内も受けてないのに、まいった。
白い天井。クリーム色のカーテンが波打つかのように風に揺れていた。
ああ、海の匂い。
「いッたぁ。」
保健室のベッドらしい。起き上がるとベッドがキシむ。
「起きたか?」
シャッとカーテンを空けた。
白衣の男。先生?ずいぶん若い。
「貧血だ。心配ないから。転校初日で緊張でもしたか?」
ボールペンで頭をかきながらだるそうにゆった。
「はぁ、あの、今何時ですか?」ベッドから出る。彼に背中をむけスカートを直しながら聞いた。
「4時過ぎだな。もう授業はねーから帰んな。」
いつの間にか机に座り、書類らしきものに手をつけていた。
「あの、ありがとうございました。」
そそくさ保健室から出る。
さて、教室はどこかな?
まだまともに校内案内も受けてないのに、まいった。
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