たれまに〜Anniversary〜(18)
「真鍋君、三番テーブルさんお願い!」
結局、(ファミレスの)バイトを休む事が出来なかった俺は、忙しく動き回っている。
明日休み取る分、今日休む訳にいかねーし。
(あっつー…)
でも、まぁ…こうやって動いてる方が、余計な事考えずに済むしな。
「いらっしゃいませ。ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」
目の前の客にメニューを差し出す際に視界が捉えたウチの制服…。
目が合って、向こうが口を開いた。
「真鍋先輩すよね?」
(俺を知ってる…?)
「松本充です。知ってますよね?」
え?
こいつ…
俺は手にしていたハンディーを床に落としかと思うと
目の前が歪んで…
何も見えなくなった。
気付いたら更衣室のソファーに横たわっていて、頭には温くなったタオル…。
倒れたんだっけ、俺。
カタッ!
物音がして起き上がる。
…驚いた。
「…何でお前が?」
松本充と名乗った男がそこにいたからだ。
「貴方の後輩だって言ったら、入れてくれました」
「何の用だ」
俺は無意識に睨み付けた。
向こうも負けじとこっちを見据えている。
「俺、本気ですから…彩の事」
結局、(ファミレスの)バイトを休む事が出来なかった俺は、忙しく動き回っている。
明日休み取る分、今日休む訳にいかねーし。
(あっつー…)
でも、まぁ…こうやって動いてる方が、余計な事考えずに済むしな。
「いらっしゃいませ。ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」
目の前の客にメニューを差し出す際に視界が捉えたウチの制服…。
目が合って、向こうが口を開いた。
「真鍋先輩すよね?」
(俺を知ってる…?)
「松本充です。知ってますよね?」
え?
こいつ…
俺は手にしていたハンディーを床に落としかと思うと
目の前が歪んで…
何も見えなくなった。
気付いたら更衣室のソファーに横たわっていて、頭には温くなったタオル…。
倒れたんだっけ、俺。
カタッ!
物音がして起き上がる。
…驚いた。
「…何でお前が?」
松本充と名乗った男がそこにいたからだ。
「貴方の後輩だって言ったら、入れてくれました」
「何の用だ」
俺は無意識に睨み付けた。
向こうも負けじとこっちを見据えている。
「俺、本気ですから…彩の事」
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