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龍と狼64

[385]  武藤 岳  2007-11-01投稿
夜、宿泊先のホテルで柳田は、真矢達と合流した。

ホテル一階の奥にある、レストランで柳田達三人は遅い食事を摂っていた。

決して美味いとは言えないステーキを頬張りながら、鹿井が切り出した。

「柳田さん」

「どうした?」

「いや、実は先ほどCIAの人間から、ニホンオオカミの情報を知る人間を見つけたので、明日の朝、待ち合わせをして一緒に会いに行かないか?と連絡があったんですがね。」

柳田は少し驚いて、ステーキ肉から顔を上げて、鹿井を見た。

「俺も行っていいか?」

「ええ、是非一緒に同行してもらえると有難いのですが。」

鹿井の表情が明るくなった。

鹿井はまだ若い。

元々は、北朝鮮や、朝鮮総連の国内での活動を監視する任務に当たっている人間だ。

今回のような仕事は初めてだ。

目に見えない敵が相手である。緊張が続く毎日だ。

真矢は鹿井より少し年上で、今年36になる。

しかし、本来は彼等のずっと上の上司だった柳田の参戦は、二人にとって心強かった。



翌朝、待ち合わせ場所に指定された、ホテル近くの公園へ三人は出かけた。

柳田はアイリーンへ、車の手配をしたが、渋滞の為、遅れそうだと言われた。

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