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龍と狼65

[478]  武藤 岳  2007-11-01投稿
柳田達が公園に着くと、朝の散歩を楽しむ老夫婦や、ジョギングをしているカップルなど、皆、朝の爽やかな時間を満喫していた。

そんな爽やかな空気から、少し浮いてしまっているスーツ姿の三人は、川辺のベンチに腰を掛けた。


「遅いな。」

柳田は腕時計を見た。

約束の時間になっても、それらしき人間は現れなかった。

そんな時、柳田達が来た方向と逆の方向から、二人のスーツ姿の男が近づいて来た。

一人は眼鏡を掛けて、インテリジェンスな風貌のアジア人、もう一人は髪がボサボサで、スーツも体格に合っていないのか、パンパンに張っている、体格のいいアジア人・・・。

チャンホとソンスンだった。

「あの眼鏡・・・」

真矢が呟き、少し睨んだ目をした。

「どうした?」

柳田が真矢の異変に気付いた。

「あの眼鏡、確か、韓国の・・・」

「NIS(韓国国家情報院)か?」

柳田も二人のアジア系の男を見た。

「ええ、恐らく。」

「どういう事だ?」

その頃、チャンホとソンスンも疑念に駈られていた。

「CIAのエージェントは、アジア系なのか?」

ソンスンが質問すると、チャンホは首を横に振った。

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