龍と狼66
「いいや違う。あいつらは日本人だ。日本の公安・・・スパイだ」
「日本人!?」
ソンスンの目つきがきつくなった。
やがて、両者が同じ場所に揃った。
真矢とチャンホは睨みあいを続け、ソンスンは柳田の顔を不思議そうに見た。
『何処かで見た事がある・・・』
ソンスンが、携帯電話を取り出そうとしたその時、柳田がソンスン達二人に英語で話しかけた。
「お宅ら、情報院の人間だろ?」
「・・・」
チャンホは無言だった。
「我々は日本の公安当局の人間だ。」
「柳田さんっ!」
とっさに真矢は、柳田の名前を出して叫んだ。
『柳田・・・?』
日本語の判るソンスンは、“柳田”という名前に反応した。
『確か、何処かで聞いた事があるんだが・・・』
そんな中、柳田は二人に話を続けた。
「あんた方もCIAのエージェントに、ニホンオオカミの件で呼び出された口か?」
「・・・」
チャンホは、まだ無言のままだった。
「約束の時間をとっくに過ぎてるのに、CIAの人間はまだ来ない。
そして、違う国のスパイ同士を、同じネタを口実に、同じ時間、同じ場所にブッキングさせた。
何か、おかしいと思わないか?」
「日本人!?」
ソンスンの目つきがきつくなった。
やがて、両者が同じ場所に揃った。
真矢とチャンホは睨みあいを続け、ソンスンは柳田の顔を不思議そうに見た。
『何処かで見た事がある・・・』
ソンスンが、携帯電話を取り出そうとしたその時、柳田がソンスン達二人に英語で話しかけた。
「お宅ら、情報院の人間だろ?」
「・・・」
チャンホは無言だった。
「我々は日本の公安当局の人間だ。」
「柳田さんっ!」
とっさに真矢は、柳田の名前を出して叫んだ。
『柳田・・・?』
日本語の判るソンスンは、“柳田”という名前に反応した。
『確か、何処かで聞いた事があるんだが・・・』
そんな中、柳田は二人に話を続けた。
「あんた方もCIAのエージェントに、ニホンオオカミの件で呼び出された口か?」
「・・・」
チャンホは、まだ無言のままだった。
「約束の時間をとっくに過ぎてるのに、CIAの人間はまだ来ない。
そして、違う国のスパイ同士を、同じネタを口実に、同じ時間、同じ場所にブッキングさせた。
何か、おかしいと思わないか?」
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