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龍と狼67

[309]  武藤 岳  2007-11-01投稿
その時、柳田とチャンホは、同じ異変に気付いた。

『誰もいない!?』

さっきまで、ジョギングや散歩をしていた人達などがいたはずなのに、今は誰一人として見当たらない。

静けさだけが残った。

柳田とソンスンは、それぞれのメンバーに小さい声で警告した。

「やばい・・・。散れ!」

パーン!


五人がその場を一斉に離れようとした瞬間、乾いたライフルの発砲音が轟いた。

公園の茂みに飛び込んだ柳田が振り返ると、鹿井がうつ伏せになり、絶命していた。

「鹿井ーっ!」

真矢が叫び声を上げて、鹿井の屍に駆け寄った。

「行くなっ!真矢っ!」


パーン!


柳田が叫ぶのと、ほぼ同時に、またもライフルの銃声が響き、真矢はこめかみを撃ち抜かれた。

「やばい!」

同じく茂みに逃げ込んだソンスンとチャンホは、目の前で起こった狙撃劇を目の当たりにして、体が硬直した。

チャンホは、CIAからレンタルした拳銃をソンスンに渡した。

「プロに渡した方がよさそうだ」


その時、チャンホの体から、携帯電話の着信メロディが鳴り響いた。

その瞬間、二人のいる茂みに、マシンガンの銃弾が雨あられのように撃ち込まれた。


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