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優しい音 第七章

[150]  RIA  2007-11-02投稿
『伝わる音』
渋谷へつき、急いだ感を隠す為梨奈は髪を治した。
キョロキョロとまこを捜すとバイクのメットをかぶったまこがいた。「驚いたなぁ!梨奈ちゃんじゃないと思った!」まこが目を真ん丸くして言った。「化粧してるからじゃない」冷たく返した。「かわいぃ…じゃ乗って」梨奈は恥ずかしさを精一杯隠しバイクの後ろへ跨がった。走りだすとまこが「そんな離れてたら落ちるよ」仕方なくまこにしがみついた。六本木までの道は覚えてない。ただ…ドキドキしていた。
クラブに入るなりまこはいろんな人に挨拶されていた。女の子達の横を通れば聞こえるくらいの内緒話。「あれ。まこだ!一緒にいるの彼女?!」なんかいい気分にはなれなかった。
まこは梨奈に「離れんなよ」と頭をポンっと叩いた。
それから長い間フロアでまこと音を感じた。後半になってMCがでてきた。
「今日は大ゲストDJまこ」 気付くとまこがブースにいた。
「今日はまこが大切なの人の為にプレイしたいらしいからよろしく」
歓声と共に音が流れ出す。歌詞や愛の言葉なんてないのにそれは優しい、柔らかな音だった。梨奈は見とれた…あたしの為に流れ出す音だと信じたかった。プレイが終わり歓声の中まこが戻って来た。
「梨奈ちゃん、伝わりましたかぁ?」梨奈は微笑んだ。まこも笑った。ふたりはどこかぎこちない感じだったがクラブをあとにした。

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