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私と彼と友達と【?思いを埋めて】

[295]  ピアニッシモ  2006-03-22投稿
―卒業式の日―\r
卒業式なんか、絶対泣かないと思っていた。でも、私は大泣きしてしまい恥ずかしかった。
春樹と・・・友達と・・・会えなくなってしまう。
とても切なかった。

『お前、泣き過ぎだろ。』
卒業式が終わって歩いている私に春樹が言った。
『しょうがないでしょ。だって、なかなかかみんなと会えなくなっちゃうんだよ。』
春樹は私と反対に笑顔だ。
私と別れるの、さみしくないのかな??
そう思ったら、ますます涙が溢れてきた。
『真美って本当に弱虫だな・・・あっそうだ、タイムカプセル埋めるから中庭に行こう。』
彼はそう言って私の手を引っ張った。
私の気持ちなんか知らないで、キラキラ光る瞳で私を見て、
『ほら、早く!みんなも待ってるよ。』
と言った。
ドキドキしている心を追い払うように私は走った。強く、強く・・・。

中庭にはすでに見慣れた友達がシャベルを持って立っていた。
啓太と早紀。私の大切な友達・・・。
『おそいぞ!もう穴掘り終わっちまったぜ。』
啓太が小さな穴を指差して言った。
『ごめん、泣き虫真美を慰めてたら遅くなった。』
春樹はそう言って私の頭をポンポンと叩いた。『ちょっと!春樹止めて!』
顔が赤くなるのを隠すため、怒った振りをして誤魔化した。
『二人とも早く埋めよー。』
早紀が面白そうに言って笑った。

タイムカプセルには啓太が野球のグローブ、早紀は生徒手帳、春樹はなぜか学ランを入れた。
『春樹、なんで学ランなの?? 』
と私が聞くと少し顔を赤くして、
『どうでもいいだろ!そう言う真美は何埋めたんだ??』
と言った。
『私は、手紙っ!』
今度は私が顔を赤くする番だった。
実は手紙は手紙でも、春樹へのラブレターなのだ。
この、伝えることの出来なかった、大切な気持ちを残しておきたかった。だから、手紙にして埋めたのだ。


こうして私たちが20歳になる年の3月22日に掘り起こすことになった。

それまで、バイバイ・・・と私たちは別々の道を歩み始めた。

糸売<

こんにちゎ♪゛
私も今Θ(3月22日)中学を卒業しました。でも、実話ではないですヮラ
今Θ卒業式だった方や今年既に卒業された方おめでとうございます(女喜′∀`){&よろしくお願いします。

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