携帯小説!(PC版)

トップページ >> ミステリ >> 龍と狼69

龍と狼69

[316]  武藤 岳  2007-11-02投稿
「公園近くまで来たら、CIA本部で見た覚えのある奴がいてね、““もしかしたら”って思って、こんなの用意しちゃったわよ
もちろん偽造だけど」

アイリーンはそう言うとFBIの身分証を見せた。

柳田はそれを手にすると、アイリーンに言った。

「アイリーン、君は“元”FBIと言っていたけど、実は“現役”なんじゃないのか?」

「違うわよ!“元”FBIよ」

アイリーンは少し早口になっていた。

「アイリーン、君は以前からケビンをマークしていたんじゃないのか?
だから、ケビンに接触する機会のあるアイアンに近付いたんじゃないのか?
彼は・・・、
“元”CIAだからな。」

ルームミラー越しに見えるアイリーンの目つきが変わった。


「今の一件で判った。もうCIAは使えない。オオカミとの内通者がいる。
いや・・・、CIA自体が敵かも知れない」

「何故、そう言える?」

柳田の隣に座って、今まで無言だったソンスンが間に入った。

「昨日、見たんだよ。」

「何をだ?」

ソンスンが身を乗り出してきた。

「普通なら、いるはずのない場所に、米軍機が集結している現場をな」

「米軍機とは、何だ?」

「アパッチだ」

感想

感想はありません。

「 武藤 岳 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス