龍と狼72
「あんた、俺と手を組まないか?」
ソンスンに衝撃的な言葉がかけられた。
日本人と手を組む・・・
考えた事もなかった。
そもそも、ソンスンの目的は、日本国の総理大臣、棟方肇の“暗殺”である。
ソンスンは躊躇した。
その躊躇ぶりを見て、柳田は言った。
「あんた、NISの“イリーガル(非正規局員)”だろ?」
ソンスンは、柳田を睨みつけた。
「怖い顔するなよ。
判るんだよ。そのくらいの事は。
何故だか言ってやろうか?
俺もイリーガルだからだよ。」
「どういう事だ?」
ソンスンは、自分の事を判ったように話す柳田に怒りを覚えた。
「どんな仕事だって、クサい仕事は、正規雇用の人間はしたがらないって事だよ。
軍人あがりを起用するってのは、そう言う事だ。
あんた、もしかして、ドサクサに紛れて、うちの総理大臣狙ってないか?」
柳田は半分、本気の笑顔になった。
しかし、ソンスンは、そんな柳田の態度が許せなかった。
「あんたは、日本のスパイだろ?何で自分の国の総理大臣に、そんな事が言えるんだ?」
柳田は、想定外の事でソンスンが怒りだしたので、びっくりしていた。
ソンスンに衝撃的な言葉がかけられた。
日本人と手を組む・・・
考えた事もなかった。
そもそも、ソンスンの目的は、日本国の総理大臣、棟方肇の“暗殺”である。
ソンスンは躊躇した。
その躊躇ぶりを見て、柳田は言った。
「あんた、NISの“イリーガル(非正規局員)”だろ?」
ソンスンは、柳田を睨みつけた。
「怖い顔するなよ。
判るんだよ。そのくらいの事は。
何故だか言ってやろうか?
俺もイリーガルだからだよ。」
「どういう事だ?」
ソンスンは、自分の事を判ったように話す柳田に怒りを覚えた。
「どんな仕事だって、クサい仕事は、正規雇用の人間はしたがらないって事だよ。
軍人あがりを起用するってのは、そう言う事だ。
あんた、もしかして、ドサクサに紛れて、うちの総理大臣狙ってないか?」
柳田は半分、本気の笑顔になった。
しかし、ソンスンは、そんな柳田の態度が許せなかった。
「あんたは、日本のスパイだろ?何で自分の国の総理大臣に、そんな事が言えるんだ?」
柳田は、想定外の事でソンスンが怒りだしたので、びっくりしていた。
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