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龍と狼72

[329]  武藤 岳  2007-11-02投稿
「あんた、俺と手を組まないか?」

ソンスンに衝撃的な言葉がかけられた。

日本人と手を組む・・・

考えた事もなかった。

そもそも、ソンスンの目的は、日本国の総理大臣、棟方肇の“暗殺”である。

ソンスンは躊躇した。

その躊躇ぶりを見て、柳田は言った。

「あんた、NISの“イリーガル(非正規局員)”だろ?」

ソンスンは、柳田を睨みつけた。

「怖い顔するなよ。
判るんだよ。そのくらいの事は。
何故だか言ってやろうか?
俺もイリーガルだからだよ。」

「どういう事だ?」

ソンスンは、自分の事を判ったように話す柳田に怒りを覚えた。

「どんな仕事だって、クサい仕事は、正規雇用の人間はしたがらないって事だよ。
軍人あがりを起用するってのは、そう言う事だ。

あんた、もしかして、ドサクサに紛れて、うちの総理大臣狙ってないか?」

柳田は半分、本気の笑顔になった。

しかし、ソンスンは、そんな柳田の態度が許せなかった。

「あんたは、日本のスパイだろ?何で自分の国の総理大臣に、そんな事が言えるんだ?」

柳田は、想定外の事でソンスンが怒りだしたので、びっくりしていた。

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