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涙の彼

[204]  セント  2007-11-02投稿
涙の彼

「社長今日はありがとうございます。すごくおいしかったです」

「いいんだよ、ご飯ぐらいいつでも行くよ。又、同伴のノルマがクリア出来なかったら、いつでも誘ってくれたら、奈々ちゃんの為ならいつでも、どこでも飛んで行くからさ」と同伴時間のラウンジに一つの客席から、楽しげに笑う声が店に広がっていた。
そう、私は奈々、本名は崎山陽子、年齢は28歳、夜はホステスのバイトに昼は美容部員です。今話してるお客様は、53歳の会社社長さん、少し小柄な坊ちゃんカットヘアのおじさんです。今日は今月の店のノルマを助けてもらったの。

「いらっしゃいませ」と店中に黒服とホステスの声が響き渡った。
同伴で入って来たのは店のレギュラーホステス結衣だ!

結衣は店のレギュラー、レギュラーとは毎日入ってる女の子の事。結衣は私は苦手なタイプ、いわゆる、特攻隊です。特攻隊とはエッチを誰とでもする子の事をいいます。でも、店には絶対に特攻隊は必要なの!暗黙のルールで店のママがどうしても、来てほしいお客さんを特攻隊はママの顔色を見て、そのお客さんとエッチをして店に呼んでいるの、ママや店にとっては、誰とでもエッチできる女の子は絶対に必要なんです。
結衣と入って来たお客様はラウンジにしては珍しいお客様。黒のスーツに、ちょっと、茶色でパーマのかかった髪に、茶色のサングラス、下唇の下に少し髭をはやし、その髭は綺麗に顎まで生えてて、今時の髭。身長は176〜178センチぐらいで、細身です。手足が長くて、スーツからチラッと見える手には、右の指にカルティエのゴールドとプラチナの二連になったリング、腕にはROLEXの時計。鞄は持たないタイプの男性が結衣と一緒に店に入って来た。私、一瞬にして、胸をうたれた。
「何、このドキドキは、何この胸の胸騒ぎは、あ〜私、あの人がタイプなんだ、でも、初めて見る顔、結衣ちゃんとはどんな関係?」たくさん、頭の中で質問や疑問がうごめいてた。
「奈々ちゃん、奈々ちゃん、奈々ちゃん!」
と社長さんやヘルプの女の子が私を何回も呼ぶ。「ごめんなさい。今ちょっとボーとしてて…」

「そうだよね、奈々ちゃんはお昼も働いてるから、疲れてるんだよ」社長さんは優しかった。
それから、私は気を取り戻し仕事に専念した。でも、頭の中は隣の席に座る結衣とあの人がずっと気になってた。

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