幸せに過ごせますように…?
数少ない男子たちは毎朝、私のクラスに来ていた。
隣の席の男子のところ。もちろん彼も一緒。
私はバイト先のパンを持って学校へ…
「おいしい!」
(やった☆)
口いっぱいに頬張った顔がとてもかわいくて、やっぱり恥ずかしくて話すことはできなかった。
次の作戦!
彼といつも一緒に帰ってる男子と私は仲がよかった。
帰りにその人とメールしていれば、誰から?って気になってくれるだろうし、たくさん話してたらいつか彼とも話せるようになるだろう…
そう思った。
まさかその事が後々に自分を苦しめることになるとは知らずに…
夏休み前、バイト先に中学の時の友達が入ってきた。学科は違うけど同じ高校なので、彼のことは知っていた。ちょうどバイト先の後輩も同じ高校で、私は彼の話をここですることに決めた。
校外実習の始まる前、初めて声をかけた。授業が終わってとなりのクラスに行こうとした時、廊下に彼がいた。
保健室へ行っていた彼、まだ終わっていない自分のクラスをとても愛おしそうな瞳で見ていた。
「大丈夫?」
通り過ぎる瞬間、思わず口が開いた。
(ぁ…私なんかに心配されても困るだろうな…)
そう思った次の瞬間…
「うん…大丈夫よ。俺めちゃくちゃ元気だし!」
初めて声をかけて、初めて自分に向かって話しをしてくれた…
ドキドキが止まらなかった…
その次の日の放課後、たまたま彼が一人で靴箱へ行く姿をみた。
(これってすっごいチャンス!!)
そう思った私は、廊下に出て…
(やっぱりやめよう。なんか怖い…まだ失敗したくない…)
そう思って戻ろうとしたけれど、足は勝手に進んでいた。
カチャ…自転車の鍵の音…
「ぁの……」
彼がこちらを見た。
(ぁ…何話せばいいんだろう)
全く考えなしだった。
「実習…レポート書いた?」
「まだ…」
怖かった。
いつもの彼のテンションではなかったから…
「そっか。じゃあいいや。じゃあね」
行かなければよかった…
そう思った。
でもその日があったからかわからないけど、朝から
「おはよう」
って言ってくれるようになった。よく目が合うようになった。私は完全に浮かれていた…
夏休み課外
私は気付かなかった…彼の言葉の意味を…
隣の席の男子のところ。もちろん彼も一緒。
私はバイト先のパンを持って学校へ…
「おいしい!」
(やった☆)
口いっぱいに頬張った顔がとてもかわいくて、やっぱり恥ずかしくて話すことはできなかった。
次の作戦!
彼といつも一緒に帰ってる男子と私は仲がよかった。
帰りにその人とメールしていれば、誰から?って気になってくれるだろうし、たくさん話してたらいつか彼とも話せるようになるだろう…
そう思った。
まさかその事が後々に自分を苦しめることになるとは知らずに…
夏休み前、バイト先に中学の時の友達が入ってきた。学科は違うけど同じ高校なので、彼のことは知っていた。ちょうどバイト先の後輩も同じ高校で、私は彼の話をここですることに決めた。
校外実習の始まる前、初めて声をかけた。授業が終わってとなりのクラスに行こうとした時、廊下に彼がいた。
保健室へ行っていた彼、まだ終わっていない自分のクラスをとても愛おしそうな瞳で見ていた。
「大丈夫?」
通り過ぎる瞬間、思わず口が開いた。
(ぁ…私なんかに心配されても困るだろうな…)
そう思った次の瞬間…
「うん…大丈夫よ。俺めちゃくちゃ元気だし!」
初めて声をかけて、初めて自分に向かって話しをしてくれた…
ドキドキが止まらなかった…
その次の日の放課後、たまたま彼が一人で靴箱へ行く姿をみた。
(これってすっごいチャンス!!)
そう思った私は、廊下に出て…
(やっぱりやめよう。なんか怖い…まだ失敗したくない…)
そう思って戻ろうとしたけれど、足は勝手に進んでいた。
カチャ…自転車の鍵の音…
「ぁの……」
彼がこちらを見た。
(ぁ…何話せばいいんだろう)
全く考えなしだった。
「実習…レポート書いた?」
「まだ…」
怖かった。
いつもの彼のテンションではなかったから…
「そっか。じゃあいいや。じゃあね」
行かなければよかった…
そう思った。
でもその日があったからかわからないけど、朝から
「おはよう」
って言ってくれるようになった。よく目が合うようになった。私は完全に浮かれていた…
夏休み課外
私は気付かなかった…彼の言葉の意味を…
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