生きるからね…
「亜子、亜子!!」
渉…?
私はそこで目が覚めた。
まただ、ここ最近毎日彼が夢に出てくる。5年前に別れた彼だ。何だろう。未練…?
イや;そんなはずはない…。
ルルル****
メールだ。
《今日夜ご飯いこ?実は報告があるのでございま〜す◆19:00いつものパスタのお店で〜##
☆☆☆みなみ☆☆☆》
みなみは親友、休みには必ず誘いが入る。今はお互い一人だしね…でも報告ってなんだぁ??
まさか彼氏出来たか!!?
〜19:10〜
『亜子〜〜!!待った?ごめんね♪早く注文しよ。』
少し遅れて来たみなみは話しを聞かなくても、カンが当たったなとわかるほどのテンションぶりでした。
その後頼んだパスタがきて、食べながらみなみのノロケ話しが始まった。
『〜でね、みなみといないとダメなんだぁみたいに言われて☆☆きゃあもう幸せ!!…って亜子!聞いてるの』
『あっ…ごめん。』
『ね〜ずっと何か考えてるみたいだけど、みなみの恋話〜暇??お祝いしてくれてもいいじゃん。まっ、今いない亜子には辛い話しよね〜お先でごめんね〜』
『違うよ〜、本当に良かったと思ってるよ。ただね…』
彼女が幸せそうなのは親友にとって本当に嬉しかった、しかし私は元彼の夢をずっと気になっていた。
『何!あのバカ男夢にまで出てくるの?亜子…いくら好きでも、あいつだけは私認めないよ!あんな最低な浮気症・暴力男!!別れて正解なんだから』
確かに渉と別れた原因は浮気、私も門限厳しくて、こっそり家抜け出してバイクに2ケツして逃げるように会ってたな。会いたくて仕方なかった。しかし2ケツなうえ、夜中だった為警察に捕まった。親にこっぴどく叱らた。彼と別れる事を言われ自宅謹慎になった。その後厳しく見張られ会えなくなり、そんな時彼の浮気…。あまりのショックに話しあう落ち着きもなく、私はバイトで頑張って買ってくれた指輪を投げつけた、結婚を考えてくれていた指輪…
それから彼は変わった。私に手をあげるようになった。許せなかった。会いたいのはお互いなのに、何で我慢してくれない?メールだけは嫌なの?しかし若くて付き合い方が下手だったんだ。
それから彼女とは、閉店まで話し、夢についてはたまたまだといいました。私に新しい恋をしたほうがいいよと。
続く…
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