青空の下で…
私の毎日の日課は、窓側の席で空を眺める事…。 今日も窓側の席で、空を眺めていた。 私は人と馴れ合う事が苦手だ…。学校では、いつも一人で居る事が多い。別に、友達がいない訳じゃない…ただ、一人で空を眺める事が好きなんだ…。 「京子、何してんの?」 幼なじみの美香が話し掛けてきた。 「別に、何もしてないよ。ただ、空を眺めてるだけ」 私は、一人の時間を邪魔されたくないと思いながら、美香に言った。 「ふ〜ん。そっかぁ…。京子って…変だよねっ?笑」 美香は私にそう言った。 私は、「変」とか普通じゃないってよく言われるけど…何か言い返そうと思ったけど、朝のチャイムがなってしまった… 「ガラッ!」 勢い良く戸を開けた担任の鈴木は、今日もカツラがバレバレの髪型に、いつものジャージ… 今日も退屈な学校が始まって、いつものように終わると思っていたのに…。 でも、今日の担任は違っていた。カツラの形が違う…。 よく見ればジャージも新しくなっている… そう思っていると、担任の後ろから、すらっと背の高い、整った顔立ちの男子が入ってきた。 「今日から新しく転校してきた、相沢 優 君だ。」 女子達の黄色い歓声が響いた。 「席は…水野の横だ。一番後ろの窓側の…」 新しく転校してきた「相沢優」は、私の席へと近づいてくる… 「…初めまして」 相沢優は私に挨拶してきた…。私は相沢優の爽やかな笑顔に見惚れてしまった。「…はっ‥初めまして」 私は少し照れながら挨拶した。
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