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幸せに過ごせますように…?

[386]  さき  2007-11-04投稿
何となく機嫌悪そうに…
そんなかずま君見たことないからこわかった…

私の目の前で、久しぶりにあった中学の友達がかずま君と言い合いをしていた。
「触らないで!さきちゃんは私の!」
「俺の!!」
「私の方が愛してるもん」
「俺の方が愛してるもん!」

(やめて…)

自分が壊れそうな気がした…
「やだなぁ〜どっちも好きだよ♪♪」
「さすがさきちゃん☆」

教室では後ろから抱き着かれた…

誰にでもするんだよね?

わかっているのに本気にしそうになった…

かばんにつけてたプーさんは、いつの間にか消えていた…

卒業式


卒業パーティーで徹がかずま君との2ショットを撮ってくれた。

コサージュをかずま君につけた。

「かずま!」

部活仲間…
「◯◯ちゃんがね、かずまに来てほしいって。渡したいものがあるみたい」

かずま君はその子と体育館を出て行った…
「裕也、それ…私のりんご!!!」
「あ、ばれた?笑」
「食べないのが悪いんだよ♪」
「…(・_・、)」
「でた?ゥソ泣き〜」
「むかつく!!」

教室に戻って帰る準備をしていた。
「和美まだぁ〜?」
「あ!さっちゃん探した!!」
いつもよりテンションの高い様子で裕也がきた。
「何?」
「はい、このミッキーも卒業☆」
そう言って私のかばんにさげているミッキーにコサージュを付けた。
「…いらないだけでしょ!ミッキー痛いって言ってる!!」
「言うわけないじゃん!」
「こいつ…」
言おうとしたらかずま君がきた。
「俺の気持ちだから受け取って。」
そう言ってポケットにコサージュを入れた。
(俺の気持ちって…私の返しただけじゃん…)
「裕也帰ろう。」
教室を出たあとにコサージュを手にとった。
「あ…私のじゃない」
「何が?」
「え?何でもない☆準備終わった?」
「うん☆あ…まだ!」

和美は斗麻を避けるようにどこかへ行った。
「?なんかあった??」
「言葉のすれ違い?」
「…大変だね。」

「君達付き合ってんの?」
美幸が和美と斗麻について突っ込んでいく…
「落ち着きなよ☆斗麻、いつか話してネ。和美〜置いてくよ!!」


卒業式があっても後1週間は学校に登校しなければいけなかった…

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