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太陽と月?

[762]  さき  2007-11-04投稿
片思いのまま過ぎた冬…

どんなに想っても届かず、また自分から届けようとしなかった恋…
妹でよかった…
彼にとって私は大勢いる妹の中の一人にしかすぎなかったけど…
それでも君と過ごした時間は最高に楽しくて最高に幸せだったよ。


私は新たな気持ちで春を迎えた。
無理に頑張ったりせず、見返りを求めずに愛する…

メールが来なくなって1週間後、
『元気〜?』
久しぶりにメールがきた。
『うん☆』
『そっか☆よかった。』

メールを返さなかった。

誕生日の1日前、おばあちゃんとお母さんの3人で花見をした。

冬休みのメールでのこと…
『誕生日遠い〜』
『俺もだよ↓↓』
『春休み真っ最中だからみんな気持ちいぐらい忘れてくれる☆』
『俺がちゃんとメールするよ☆楽しみにしとけ☆』
『ほんとに〜?』
『おう!俺は約束は9割守るやつだぞ!』
『あ〜1割に入りそう!』
『おい?…』


なんとなく嫌な予感して
前日からメールしてた。
誕生日のことは触れずに…

0時…日付が変わった

『誕生日おめでとう☆』

和美からだった…

かずま君とのメールは続く…

2時が過ぎた…

『今日は遅くまで起きてるんだね』

かずま君の言葉で、自分が産まれた時間まで起きとくのはやめた…

朝から友達と遊びに出かけた。
毎年1回遊ぶメンバー。

『誕生日おめでとう』

斗麻からだった…

誕生日教えてないのに…きっと和美に聞いたんだ


遊びながら何度もケイタイを見た…

また違う人

「さき、誕生日おめでとう☆」

まさか覚えていてくれてるなんて思わなかった。
私はこんなに、みんなといるのにかずま君のことばかり考えて…
みんなはずっと、このことを考えながら今日一日過ごしていたのだ。
「ありがとう☆」

私はみんなの誕生日知らなかったのに…

遊びまくって、もらった抱き枕をもってバスに乗った…

「楽しかった…」
そっとつぶやいた。
外は雨が降っていたから、聞こえはしない。

結局かずま君からのメールはなかった…



特別じゃなかったの?

兄妹じゃなかったの?

友達じゃなかったんだ…

1割に入ってしまった。

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