同じ星に願いたい… 4
コンサートパンフレットに書いてある彼のプロフィールで分かった事は、生まれた年・出身地と東京の音楽大学の卒業生である事、都内の音楽教室で指導をしながら演奏活動をしている事だけ。
まだまだ未知の人…
それなのに、私の頭の中は彼の事がかなりの割合で占めているような、そんな感じになっていて、ふとパソコンの検索サイトに彼の名前を入力していた位でした。
「あ、あった…」
都内にある音楽教室のホームページに彼の名前を見つけた。
顔が分かる写真は無いので、それが本人かどうかは解らないけど、急にドキドキして私の顔は真っ赤になってしまった。
「それって恋だよ!」
高校時代からの親友の寺田和代が言い切った。
「いつもの浩弥(ひろみ)らしくないじゃん。ニヤニヤして幸せそうだよ」
え?そんなに顔に出ているかなぁ。
ただ、普段よりお酒が進んじゃってるのは事実だけど。
でもね、もしかしたら今の気持ちを誰かに打ち明けてしまいたかったのかもしれない。
「凄い偶然だし、結構ロマンチックじゃない?」
羨ましそうな顔をして和代が言った。
そうなのかなぁ。
羨ましい所か、会える保証も無いのに。
彼氏とラブラブな和代の方が私は羨ましいよ。
不思議な事に偶然はまだまだ続くもの。
またプラネタリウムで彼に出会ったのです。
「あ…市川さん」
「やあ、元気?」
軽く言葉を交わし、もう少し彼の事を聞いてみようと思った時に
「お待たせしました」
彼の所に来たのはスーツの似合う綺麗な女性でした。
「そうだ、これ僕の名刺。良かったら連絡下さい。」
そう言って彼は私に名刺を差し出し、スーツの女性と消えてしまった。
何だろう、ぽっかり心に穴があいたこの感じは。
素敵な人だもん、彼女の一人や二人居たって不思議じゃないよ。
私なんて通りすがりの一人だろうし、たまたま何度か見掛けて一度お茶したから名刺をくれたんだよ。
じっと名刺を見つめ、何度も書いてある文字を読んでいた。
「良かったら連絡下さい」
そう言われたものの、電話を掛ける勇気もメールを送る勇気も出ずに一ヶ月以上経過していた。
まだまだ未知の人…
それなのに、私の頭の中は彼の事がかなりの割合で占めているような、そんな感じになっていて、ふとパソコンの検索サイトに彼の名前を入力していた位でした。
「あ、あった…」
都内にある音楽教室のホームページに彼の名前を見つけた。
顔が分かる写真は無いので、それが本人かどうかは解らないけど、急にドキドキして私の顔は真っ赤になってしまった。
「それって恋だよ!」
高校時代からの親友の寺田和代が言い切った。
「いつもの浩弥(ひろみ)らしくないじゃん。ニヤニヤして幸せそうだよ」
え?そんなに顔に出ているかなぁ。
ただ、普段よりお酒が進んじゃってるのは事実だけど。
でもね、もしかしたら今の気持ちを誰かに打ち明けてしまいたかったのかもしれない。
「凄い偶然だし、結構ロマンチックじゃない?」
羨ましそうな顔をして和代が言った。
そうなのかなぁ。
羨ましい所か、会える保証も無いのに。
彼氏とラブラブな和代の方が私は羨ましいよ。
不思議な事に偶然はまだまだ続くもの。
またプラネタリウムで彼に出会ったのです。
「あ…市川さん」
「やあ、元気?」
軽く言葉を交わし、もう少し彼の事を聞いてみようと思った時に
「お待たせしました」
彼の所に来たのはスーツの似合う綺麗な女性でした。
「そうだ、これ僕の名刺。良かったら連絡下さい。」
そう言って彼は私に名刺を差し出し、スーツの女性と消えてしまった。
何だろう、ぽっかり心に穴があいたこの感じは。
素敵な人だもん、彼女の一人や二人居たって不思議じゃないよ。
私なんて通りすがりの一人だろうし、たまたま何度か見掛けて一度お茶したから名刺をくれたんだよ。
じっと名刺を見つめ、何度も書いてある文字を読んでいた。
「良かったら連絡下さい」
そう言われたものの、電話を掛ける勇気もメールを送る勇気も出ずに一ヶ月以上経過していた。
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