携帯小説!(PC版)

トップページ >> その他 >> 全 届けたい言葉

全 届けたい言葉

[330]  深雪  2007-11-05投稿
ねぇ、全


届く?


聞こえる?


私は…毎日。全を愛してる


嬉しいも、悲しいも、抱きしめるも、分からないまま、


今どこにいる?

真っ暗な場所でさ迷ってるの?

新しい光に照らされてる?


毎日愛してるよ。それしかできない


出来ればね、夢にでも出て来てほしいの。

お前は弱い。無力だ、愛してる?今更何言ってんだ、調子いい奴だな


そうやって、せめて、私に言いたい事なんでもいいから、受け止めてあげたいの。


でも、無理なんだよね。



ごめんね。ごめんね。


私は愛さえあれば、何にも負けないと信じてた。


誰に裏切られて、誰に卑劣な事をされたって、

信じられる者がなくたって
傷だらけになっても…

一人で、泣きながら

愛さえあれば幸せになれると信じてたの


全を愛してる事に気付いた時、本当に自分に誓ったの。

守ってみせる、私の命と引き替えたって、必ず守ってみせる。


[愛してる]やっと、見つけたんだ、私だけの愛の形


全、あなたの存在こそが、私の愛だった。


愛さえあれば守れると、確信してた。




でも間違ってた


愛だけでは…守れない愛があった、


今でも受け入れたくない

信じたくない

でも…それが、現実で、今ここにある真実なんだ




ねぇ、全の所へ行きたい

全がいない世界に、守りたい物はないから、

私の愛も、無力なんだと知ったから

何もないよ

分からないんだ


何が正しいのか、何が間違いなのか。

幸せの意味や愛の事


全と一緒に、消えてしまったみたい。


もうすぐ、冬だよ。

雪を見せたかった

暖かい、毛布にくるまりながら

全を愛してる心は、私が消えるまで消えない。

だからせめて…届いて?

たった一言でいいの。神様

全を愛してる。

この言葉だけでも…


届いて

感想

感想はありません。

「 深雪 」の携帯小説

その他の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス