龍と狼79
「う〜む・・・。
俄には信じられない話だ。」
電話の向こうで唸り声が聞こえた。
「閣下、我々はこれから、ニホンオオカミのリーダーと思われる人物と共にサンフランシスコへ向かいます。
しかし、無事に現地へ行けるかは、不明です。
我々がもし、途中で殺された場合、この事実を知る人間は閣下お一人となります。
SPなど護衛の数も制限されると考えられます。打てる手だては今のうちに打って頂きたい!」
「・・・判った。」
柳田は顔の緊張が緩んだ。
韓国大統領が同意してくれた!
「だが、いらぬ刺激を与える恐れがあるので、表立っては陸戦部隊を上陸させられない。
海兵隊の特殊部隊、“ブルードラゴン”を深夜に沿岸から上陸させよう。」
「“青龍隊”ですね?
世界の特殊部隊の中でもトップレベルを誇る、対テロの部隊ですね。」
「お誉め頂き、ありがとう。
そう、その彼等を密かに上陸させて、テロで亡くなった韓国人ツアー客達の遺族としてセレモニー会場に入り込ませよう。
所持品のチェックは厳しいが、民間人も普通に参加できるセレモニーだからね。
そして上空や周辺海域はイージス艦に警戒させよう。
だが、どのようなテロを仕掛けてくる?」
俄には信じられない話だ。」
電話の向こうで唸り声が聞こえた。
「閣下、我々はこれから、ニホンオオカミのリーダーと思われる人物と共にサンフランシスコへ向かいます。
しかし、無事に現地へ行けるかは、不明です。
我々がもし、途中で殺された場合、この事実を知る人間は閣下お一人となります。
SPなど護衛の数も制限されると考えられます。打てる手だては今のうちに打って頂きたい!」
「・・・判った。」
柳田は顔の緊張が緩んだ。
韓国大統領が同意してくれた!
「だが、いらぬ刺激を与える恐れがあるので、表立っては陸戦部隊を上陸させられない。
海兵隊の特殊部隊、“ブルードラゴン”を深夜に沿岸から上陸させよう。」
「“青龍隊”ですね?
世界の特殊部隊の中でもトップレベルを誇る、対テロの部隊ですね。」
「お誉め頂き、ありがとう。
そう、その彼等を密かに上陸させて、テロで亡くなった韓国人ツアー客達の遺族としてセレモニー会場に入り込ませよう。
所持品のチェックは厳しいが、民間人も普通に参加できるセレモニーだからね。
そして上空や周辺海域はイージス艦に警戒させよう。
だが、どのようなテロを仕掛けてくる?」
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