龍と狼81
マウンド付近の式壇付近は、米大統領や、各国の首脳が演説する場所の為、爆弾などが敷設されないように、特に警備が厳しかった。
マウンド付近は常に24時間を徹して、周囲を重武装した数名の兵士が取り囲み、警戒にあたっていた。
そこへ、彼等の上官らしき一人の軍人が部下数名を連れて、やって来た。
軍人らしい、引き締まった顔に、ピンと張った姿勢で、彼等に近付くと敬礼をしてから、状況報告を求めた。
「異常はないか?」
「はっ!何も異常はありません。」
「式壇の下は特に気をつけろ!
そいつは、今までの爆弾とは比べ物にならない爆発力があるからな!」
「はっ!」
部下数名の重武装兵士は最敬礼をすると、式壇の組まれた足場の土を恐ろしげに眺めた。
「埋設している深さは、地下数メートル程度しかないからな!
慎重にな!」
上官は再度、注意を促すと、再び来た方向へ早足で戻っていった。
「明日は凄い事になるぞ」
一人の兵士が言った。
「ああ。」
相手の兵士は身震いをしていた。
「怖いのか?」
「・・・いや、凄い事になりそうで・・・」
「そうだ。明日で歴史が変わるぞ!
リニューアル・アメリカ、いや、ワールドだ!」
マウンド付近は常に24時間を徹して、周囲を重武装した数名の兵士が取り囲み、警戒にあたっていた。
そこへ、彼等の上官らしき一人の軍人が部下数名を連れて、やって来た。
軍人らしい、引き締まった顔に、ピンと張った姿勢で、彼等に近付くと敬礼をしてから、状況報告を求めた。
「異常はないか?」
「はっ!何も異常はありません。」
「式壇の下は特に気をつけろ!
そいつは、今までの爆弾とは比べ物にならない爆発力があるからな!」
「はっ!」
部下数名の重武装兵士は最敬礼をすると、式壇の組まれた足場の土を恐ろしげに眺めた。
「埋設している深さは、地下数メートル程度しかないからな!
慎重にな!」
上官は再度、注意を促すと、再び来た方向へ早足で戻っていった。
「明日は凄い事になるぞ」
一人の兵士が言った。
「ああ。」
相手の兵士は身震いをしていた。
「怖いのか?」
「・・・いや、凄い事になりそうで・・・」
「そうだ。明日で歴史が変わるぞ!
リニューアル・アメリカ、いや、ワールドだ!」
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