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涙の絆 11

[782]  キャロルの秘密  2007-11-07投稿
純が高熱を出す前に行った居酒屋での忘年会で純は、お店の看板娘である麻紀と年が明けた1月3日に二人だけで純の車で買い物に行く約束をしていた。麻紀は純の二つ歳下の19歳で美容の専門学校に通っている。そんな彼女は背は低いがモデルのような美貌を兼備えていた。 だから純は、なんとか3日までに熱を下げ体調を戻さなくてはと布団の中でじっとしていたのだ。約束の日が近ずくにつれ熱は、徐々に下がっていた。その間は姉が持って来て来れる食べ物を食していた。そして約束の日が来た。なんとか純の熱も平熱に戻っていた。まず純は、数日間ぶりにお風呂に入り、さっぱりしてから、お気にいりの洋服に着替えた。それから軽い朝食を取り麻紀の携帯に電話をかけた。受話器の向こうから麻紀の明るい声がした。

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