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愛しい君へ?

[639]  2007-11-07投稿
私が倒れて1週間がたったちょうど今日。私は、手術を受ける。私は、手術前に誠二に言った。


「…誠二。もしも私がこの世から消えて遠くに行っちゃったら、私の事は構わず新しい幸せを見つけてね。」

「………。」

「誠二?」

誠二は泣かないように必死に堪えていた。彼の瞳は溢れそうな涙でいっぱいだった。やっとの思いで彼は口を開いた。

「奏。そんな事いうなよ…。俺はお前と一緒がいいし、お前がいない幸せなんていらねぇよ。」

「誠二…。ごめん。」

「あぁ〜もう、やめだやめだ。こんな話。絶対手術は成功するよ。大丈夫だって。それに手術が終わったら、奏に言いたい事があるんだ。」

「言いたい事?」

「だから、絶対に戻ってこいな。」

「…ありがとう。誠二。」
私は涙目になっていた。


看護師が病室へと入ってきた。
「失礼します。そろそろ時間なので、行きましょうね。」

「はい。分かりました。」

「頑張れよ。」
誠二に見送られ、私は手術室へと向かった。両親はもう手術室の前にきていた。
「奏。頑張れ。ここで見守ってるからな。」
「奏なら大丈夫だから。私たちの子ですもの。」

「お母さん、お父さん。ありがとう。」

そして、私は手術室へと入った。

感想

  • 7950: はやく次だしてくれよ!楽しみにしてるからさ(^_-) [2011-01-16]

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