それぞれの……
君は何を考えているの? 正直オレには理解不能です。君はオレにどうあってほしいのですか?
今日はクリスマス前日で普通は自分と親しいものと過ごしたり、愛するものと過ごしたりする日ですよ。 多分オレの存在は前者に分類されるでしょうね。だけどオレと君は、2人っきりでそんな日を過ごす関係ではないはずです……
だって君は、オレの気持ちに一言返事で拒んだのだから。
今日から4日前、高校が冬季休暇に入る一般的な式をした後だったね。オレは今までの君との関係が嫌だった。
いや、関係ではないね。君に対する他の奴らが嫌だったのかな? もしくはそれにハッキリ拒絶しない君が嫌だったのかな?
だからオレは毎日ではないにしろ、11年も君と一緒に帰るこの紅く染まる街や道がオレを変な考えに誘ったのかな。
「なぁ、お前は誰か好きな奴いねぇのかよ。いついつも高みの見物みたいに粉砕してさ」
「だって好きじゃないから。それに−−」
「好きだ、他が嫌ならオレと付き合え」
「えっ? 」
「ってもし言ったら付き合うか? オレがさ。」
NEXT
今日はクリスマス前日で普通は自分と親しいものと過ごしたり、愛するものと過ごしたりする日ですよ。 多分オレの存在は前者に分類されるでしょうね。だけどオレと君は、2人っきりでそんな日を過ごす関係ではないはずです……
だって君は、オレの気持ちに一言返事で拒んだのだから。
今日から4日前、高校が冬季休暇に入る一般的な式をした後だったね。オレは今までの君との関係が嫌だった。
いや、関係ではないね。君に対する他の奴らが嫌だったのかな? もしくはそれにハッキリ拒絶しない君が嫌だったのかな?
だからオレは毎日ではないにしろ、11年も君と一緒に帰るこの紅く染まる街や道がオレを変な考えに誘ったのかな。
「なぁ、お前は誰か好きな奴いねぇのかよ。いついつも高みの見物みたいに粉砕してさ」
「だって好きじゃないから。それに−−」
「好きだ、他が嫌ならオレと付き合え」
「えっ? 」
「ってもし言ったら付き合うか? オレがさ。」
NEXT
感想
感想はありません。