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曇り空と恋の色。

[124]  2007-11-07投稿

今日も朝から曇りがち。
朝は弱いの。
少しの間だけど、欠伸を噛み締めながらボーとする。
日課なの。

制服に腕を通せば目が覚める。
単純なの。
髪型をセットして笑顔の確認。
準備が肝心でしょ?

学校に着いたら言うの。
『おはよう』
とびきりの笑顔でね。
これが重要。
そして、探るの。
彼の表情を。

何気ない仕草に目を光らせて。
小さな動きもチラッと見るの。
ストーカーみたい。
ううん、違う。
恋する女の子はみんな気になってしまうの。
なかなか動き出せないから、目で追ってしまうの。
どうか、どうか。
勘違いはしないでね。
睨んでるわけじゃないの。
迷惑がっている視線とも違うの。
むしろ、逆なの。
『はい。ペン、落ちてたよ』
笑うのは、君がいるから。
見ちゃうのだって、君がいるからだよ。
朝の準備も、元気な挨拶だって。
誰よりも君に気付いてもらいたいよ。
『ありがとう』
曇り空と恋の色。
君が見せるマジック。

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