携帯小説!(PC版)

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[134]  2007-11-08投稿
あれは…………  いつもの 何も変わらない日々の中で始まった出来事だった…。
『弓さぁ一回で良いからオヤジとデートしてみない?』そう言った親友の顔は 申し訳なさそうな… はたまた 裏腹な顔だった…。
『オヤジとデート?それってウリ?』

『ちがう ちがう!ただ 会って ご飯食べてくれば 良いの!』

『けど…ぶっちゃけ違うんでしょう?だって、弥由にはそういう月パパ居るの知ってるし…』

『あ〜そうだよねぇ弓には話したし勿論知ってるよね…実は私の仲間が急にダメになって…一人空いたんだけど…。誰か居ないと都合悪くて…次からウチの仲間うちが困るンだよねぇ。相手のおじさん良い人だし、マジ頼むから行ってくんない?めちゃめちゃ良い人だからさぁ…。』
その時の私は… 沢山の妄想が走馬灯のように頭をよぎった…。
まして、勝手な妄想の世界の中で 私は 今まで 自分が手に入れた事のなかった自分を自分勝手に 考え… また 同時に悪びれた事を考えていた。
…私は まだ若い…
…世間の男性は私を幾らで 買うんだろう…
幾ら の 値 を つけてくれるンだろ。

私って 幾ら?
私が 生きてきた値段て?
私の 価値って?
私の身体って?
私の事 分かってくれるの?
誰か このポッカリ空いた穴を 分かってくれる?
お金は?
私 お金欲しいの…
本当に お金になる?
私 稼げる?

家族の為に私お金稼げる??

もぅ 考えれば考える程苦しくなる位 いっぱいいっぱいだった…。

そんな 疑問を押し殺し…
『弥由…私で良かったら役に立てる?』
なんて キレイな言い方をしながら 私は お金が欲しくてたまらなかった。
私は こんな事をして…何処へ 向かって行くのだろう。
私は 何を求めているのだろう。
ただ 寂しくて 死にそうなの…
だから 誰か助けて
私を 買って
お金で良いから 温めて

ただ 偽善や 悪徳でも 良いから 傍にいて…

ただ うしろ から 抱き締めて…

私…、弓…… 18歳。
ここから 私の本当の人生が始まった…。

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