会社の帰り道
さりゆく時のあなたが
今になって月の下でうかぶ
あの頃と今を比べて
笑っていられるのに
隣には薄暗い街灯と影がよりそうだけ
寂しいんじゃないよ
懐かしいだけ
強がりにきこえるかな?
あの時わからなかった気持ち
幼かったね 私
あんなにあなたの事
好きでいたのに
わかろうとしていなかったな‥‥‥
月の輝きが増す夜空の下で息は白くにごり
脚はまるで氷のように
冷えた空気が胸を縮ませる
雨の空に雲を透かして
月が「ここにいるよ」と
影をみせるから
少しイタズラっぽく笑う
あなたを思い出すよ
過去を懐かしむ 私
ヒールの音に合わせて
幸せを踏み確かめる
今日を懐かしめるように
そっと振り返る事が
できるあの頃を築くために
「いつも」を素敵なものにしていきたい
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