プレゼント?
翔ちゃんの居ない生活なんて考えられない。
小さい頃から、ずっと一緒だった。毎日一緒に幼稚園に行って遊んでいた。私は翔ちゃんのことが、ずっと好きだった。同い年だけど、しっかり者でお兄ちゃんのような存在だった。泣き虫の私をいつも守ってくれた。
翔ちゃんのお葬式が終わって1週間、翔ちゃんのお母さんから電話がきた。家に行くと、お母さんが「涼子ちゃん、これ…」小さい箱を渡された。「翔の部屋を整理してたら机の引き出しに入ってたのよ」私は、その箱を開けた。中にはダイヤの指輪があった。「翔は、少ない給料を貯めてやっと買えたその指輪を涼子ちゃんに渡す日を楽しみにしていたんだよ…」と、お父さんが言った。その指輪は、いつか私が雑誌で見つけて可愛い〜私もいつか欲しいなぁって呟いた指輪だった。翔ちゃんは、覚えていてくれたんだ…私が居ない時に雑誌を観てくれたんだ。涙が止まらなかった。
翔ちゃんが私にくれた最初で最後のプレゼント…
小さい頃から、ずっと一緒だった。毎日一緒に幼稚園に行って遊んでいた。私は翔ちゃんのことが、ずっと好きだった。同い年だけど、しっかり者でお兄ちゃんのような存在だった。泣き虫の私をいつも守ってくれた。
翔ちゃんのお葬式が終わって1週間、翔ちゃんのお母さんから電話がきた。家に行くと、お母さんが「涼子ちゃん、これ…」小さい箱を渡された。「翔の部屋を整理してたら机の引き出しに入ってたのよ」私は、その箱を開けた。中にはダイヤの指輪があった。「翔は、少ない給料を貯めてやっと買えたその指輪を涼子ちゃんに渡す日を楽しみにしていたんだよ…」と、お父さんが言った。その指輪は、いつか私が雑誌で見つけて可愛い〜私もいつか欲しいなぁって呟いた指輪だった。翔ちゃんは、覚えていてくれたんだ…私が居ない時に雑誌を観てくれたんだ。涙が止まらなかった。
翔ちゃんが私にくれた最初で最後のプレゼント…
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