携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> いのり?

いのり?

[174]  リュウ  2007-11-08投稿
 いつものように食事に行った後、男の車に乗って、ある山に出掛けた。山道を走っていると、山道は真っ暗で、どこか恐怖さえ感じた。
こんなに暗いとなんか出そうで恐いですね。
と、つい出た一言に、
大丈夫。何かあっても、お前だけは逃がすよ。
と真剣に答えた男にいつもとどこか違う感じを覚えた気がした。
 着いた場所は車一台行き交うこともない、誰もいない場所。車を降りて見た景色は色んな色の宝石をちりばめたようなキラキラ輝く場所だった。夏なのに空気が澄んでいてよく見えた。いつもみたいにはしゃぐ私を、男は子供を見守るように優しそうな顔で見つめていた。男のいつもと違う雰囲気に気付き、静かにまた夜景を眺めた。男が私のすぐ後ろに立った事が何となく分かった。その瞬間…
男の大きな腕が私を抱き寄せた。先を読んでいたはずだったのに、予想外の事に体が固まった。沈黙が続き、やっと言葉を発したのは男だった。
ずっと好きだった。ずっとこうしたかった。好きじゃなかったらこんなに誘えないよ。
男の言葉で今まで秘めていた想いは溢れそうだった。私は男の方に向き直った。

感想

感想はありません。

「 リュウ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス