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星屑の神様 2

[86]  塔架  2007-11-09投稿


どんなに汚れた人間世界にも、空はある。
風は吹く。


自然なままの姿。


それを見るために明日も生きようって思うんだ。





渋谷。

特別行きたい所でもないが、南条京香に誘われときどき足を運ぶ。

南条京香は高校の同級生で、まわりからは少し恐れられてる存在だ。学校にもほとんど来ないが、父親の権力で黙認されている。

輝月とは全く違ったが、そういうタイプを丸め込むのがこのゲームの面白い所だ。
おまけに金持ち。使わない手はない。


「今日遊ぼーよ、おごってあげるし!!」


輝月は遊んでも基本スタイルは変えない。
時間になれば家に帰る。
男が声をかけてくる事もあるが、一晩過ごすなんていう愚かな事は絶対しない。まぁ、京香は知り合った男と必ずといっていい程ホテルに行くが。


輝月は、モテない訳じゃない。ぶっちゃけカナリもてる。
いいよってくる男は沢山いたが、それなりにに仲良くなっても相手にしてなかった。

男のわがままに付き合わされるなんて、有り得ない。朝起こせだの、ご飯作ってだの。誰だって自分が一番なのに、どうして他人と付き合えるんだろ??



あぁ、やっと1日が終わる。変わらない事の繰り返し。


このゲームに完結はあるのだろうか??





帰りの電車の中、真っ暗になった外をただ眺めていた。



つづく

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