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龍と狼86

[433]  武藤 岳  2007-11-09投稿
艦長のパク・ハギュンは、様々な波紋を呼び起こしつつも就役した、韓国海軍最初のイージス艦の初代艦長に抜擢された、ベテランの軍人であった。


『まさか、いきなりこんな目に遭うとは・・・。』


正直に言えば、そんな気持ちだった。

色々な意味で“名誉ある”初代艦長になったパクとしては、在任中は穏便に過ごしたかった。

パクの上官や先輩達は、朝鮮戦争や、ベトナム戦争を経験した者がいたが、パク自身は北朝鮮側からの越境を阻止する、沿岸警備の任務が長く、多少の“小競り合い”は経験していても、これから起こりうる、これだけの大規模な戦闘は、未知の世界だった。


パクはCIC(中央戦略コントロールルーム)に戻り、任務にあたっている乗員達を集めた。

「諸君、既に聞いていると思うが、米軍の理不尽な要請により、我が艦は極めて困難な状況に陥った。
まだ、何の確証もないが、我が艦を含む当艦隊は、明日、米軍の襲撃を受けるだろう。
我が艦の運用人員だけは、残留する事を要請中であるが、この残った人員で三隻の僚艦も含めて、当艦隊を防御しなくてはならない。
よって、只今より非常警戒体制を採る。
対地・対空・対艦・対潜を厳にせよ!」


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