桜の咲く頃3
「お前のクラスはずれやの」
今年から別のクラスになったヒロが笑っていた。
「かわいい子おらんやんか」
「別に女なんかおらんならおらん方がよかったわ」
「そうは言っても花の高校生活が1人身ってのもどうかとおもうぞ」
「そんときゃそんとき」
よくしゃべるヒロを黙らせ、新しい部活の新設申請を教師のところに提出しに行った。
うちの学校にはラグビー部がなかったので、仲間を募って部活をつくる事にしたのだ。
放課後、ようやく話し合いが終わり帰り支度をしに教室に戻った。
部活の新設を前向きに考えてもらえた為に上機嫌だった僕は鼻歌を歌いながら誰もいないと思っていた教室に入るとユカがいた。
「なんか機嫌いいみたいやね、なんの歌??」
ふいうちをくらった僕は
「BLACK EYED PEACE」ともぞもぞと答えると
「はっきりしゃべりなさいよ!聞こえにくいでしょ。」
ムっとした僕は黙って出ていこうとすると
「あ、ねぇ宮崎くんって上村くんと仲良いんだよね?」
と聞かれ
「まぁ小学校から一緒やけ仲良いよ」
「上村くんって彼女いるの?」
「いないよ。なに、ヒロが好きなん?」
「好きってわけじゃないけどかっこいいからさ、モテるでしょ?彼。」
「それなりにお付き合いはしてみたいですよ」
「そっかそっか」
どうやらこの女はヒロが気になるらしい。仲介役なんかにされたらたまらんと思って「さいなら」と言いすぐさま教室を出ていった。
今年から別のクラスになったヒロが笑っていた。
「かわいい子おらんやんか」
「別に女なんかおらんならおらん方がよかったわ」
「そうは言っても花の高校生活が1人身ってのもどうかとおもうぞ」
「そんときゃそんとき」
よくしゃべるヒロを黙らせ、新しい部活の新設申請を教師のところに提出しに行った。
うちの学校にはラグビー部がなかったので、仲間を募って部活をつくる事にしたのだ。
放課後、ようやく話し合いが終わり帰り支度をしに教室に戻った。
部活の新設を前向きに考えてもらえた為に上機嫌だった僕は鼻歌を歌いながら誰もいないと思っていた教室に入るとユカがいた。
「なんか機嫌いいみたいやね、なんの歌??」
ふいうちをくらった僕は
「BLACK EYED PEACE」ともぞもぞと答えると
「はっきりしゃべりなさいよ!聞こえにくいでしょ。」
ムっとした僕は黙って出ていこうとすると
「あ、ねぇ宮崎くんって上村くんと仲良いんだよね?」
と聞かれ
「まぁ小学校から一緒やけ仲良いよ」
「上村くんって彼女いるの?」
「いないよ。なに、ヒロが好きなん?」
「好きってわけじゃないけどかっこいいからさ、モテるでしょ?彼。」
「それなりにお付き合いはしてみたいですよ」
「そっかそっか」
どうやらこの女はヒロが気になるらしい。仲介役なんかにされたらたまらんと思って「さいなら」と言いすぐさま教室を出ていった。
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